正しいヘアケア |
≫ 髪に優しいシャンプー方法 ≫ 上手なスタイリングの手順 ≫ ドライヤーの上手な使い方 ≫ 髪のとかし方 |
髪は、3つの部分からできている。1本の髪は、大きく分けると3つの層からなり、一番外側をキューティクル、中間部をコルテックス、中心部をメデュラといいます。 |
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■ 髪に優しいシャンプー方法 |
シャンプーで地肌や髪を清潔にするのは大切なことですが、洗い方が悪いと、キューティクルを傷つけてしまいます。以下の手順でやさしく洗い上げましょう。また、毎日シャンプーしていても、部分的に洗い残しがあると地肌トラブルの元になります。洗い残しやすい部分は、耳の後ろ〜襟足、女性の場合は耳の上辺りの頭回りです。まんべんなく洗うことを心がけましょう。 1.髪のもつれをとく 髪は濡れると絡みやすくなるので、ロングの方はあらかじめ、目の粗いブラシやくし、あるいは 手ぐしでもつれ をといておきます。髪がもつれたままシャンプーすると、洗うとき無理な力が か かり、ダメージや切れ毛の原因になります。 2.髪と地肌を十分に濡らす シャンプーの泡立ちをよくするために、髪と地肌を十分に濡らし、予洗いします。これは髪を傷 めず、地肌をまんべんなく洗うために、重要なポイント。シャンプーの泡は、汚れを落とすだけ で なく、髪同士の摩擦を防ぐ役目も果たします。 3.たっぷりの泡で洗う シャンプーを手のひらに取って、軽く泡立て、地肌の何箇所かに分けて塗布し、地肌を指の腹 でマッサージするように洗いましょう。マッサージは地肌全体に行き渡るように、特に耳の後ろ 〜襟足、耳の上辺りの頭回りの地肌は、洗いにくく、洗い残しやすい部分なのでていねいに。 髪はシャンプーの泡が行き渡れば、十分汚れが落ちます。 4.すすぎは十分に シャンプーが残らないように、髪に残った泡を軽く手で落としてからすすぎます。やはり、耳の 後ろ〜襟足、耳の上辺りの頭回り、生え際が残りやすいので、念入りに。 5.コンディショナーかトリートメントを 適量を手に取り、毛先から髪全体になじませ、その後、十分にすすぎます。トリートメントは、 髪になじませた後、しばらくおくと、さらに効果的。 6.やさしくタオルドライする 水気をふきとり、地肌を中心にタオルドライすると効率的です。髪同士をこすりあわせると、キ ューティクル同士がこすれ合って傷みやすいので、なるべく避けましょう。 |
■ 上手なスタイリングの手順 |
ヘアスタイルがくずれる悩みの多くは、スタイリング方法に原因が。上手にスタイリングしてヘアスタイルを長持ちさせるには、ヘアスタイルがきまったときに、根元から毛先まで髪全体がしっかりと乾いていることが大切です。けれども多くの人は、根元を乾かすステップを抜かしがち。ヘアスタイルがくずれるのは、髪全体が乾いていないからです。 |
■ ドライヤーの使い方 |
ドライヤーで髪を根元や内側からしっかりと乾かすことが、ヘアスタイルを決め、長持ちさせるコツです。上手に使えば、ドライヤーで髪を傷めることはありません。髪が乾くタイミングを見極めて、必要以上に熱をかけないようにしましょう。 乾いてからの熱のかけすぎに注意!髪は表面温度が100℃以上になると、変質して傷み始めます。ドライヤーの温風は熱く、噴き出し口では100℃を超えていますが、10cm以上離してかければ、かなり温度が下がります。また、濡れている間は髪の温度が上がりにくいので、熱による傷みはそれほど心配いりません。乾ききったとたん、急に温度が上がるので、乾きぎわの髪には熱風を続けて当てないようにしましょう。 |
■ 髪のとかし方 |
無理にとかすと、枝毛や切れ毛の原因に。毎日のシャンプーやスタイリングなどで髪がこすれ合うことで、キューティクルは多かれ少なかれ、削れたりはがれたりしています。まして、髪を乱暴にとかしたりすることは、髪に大きなダメージを与えることに。例えば、髪の根元から毛先まで一気にとかした場合、もつれは毛先近くに集まり、無理にとかそうとすると髪に大きな力がかかります。その結果、キューティクルがはがれたり、コルテックスが裂けたり切れたりして、枝毛や切れ毛になってしまうのです。 髪をとかすときは、毛先からゆっくりと。まず、毛先のもつれをていねいにときます。次に、髪の中ほどから毛先に向かってとかし、最後に根元からとかすようにします。また、濡れた髪はとても傷みやすいので、目の細かいブラシやくしを通すのは禁物です。髪が濡れているときは、目の粗いくしやブラシで、軽く流れを整える程度にしましょう。 |